医療事務採用の面接試験対応ポイント

面接は自己アピールする格好の場

 医療事務の採用面接は、一般企業などが自社商品を売り込むために行うプレゼンテーションと同じようなものです。

商品を売り込むのか自分を売り込むのかだけの違いです。

いくら自分(商品)の能力(機能)が優れていても、相手にその良さを伝えることが出来なければ、採用(購入)してもらえません。

緊張と準備不足で、面接では十分に自分の良さをアピールできなかったということにならないように、事前に自己分析しPRポイントをまとめて言葉で表現できるようにしておくことが必要です。

なんの事前準備も無く漠然とした考えしかないのに、面接の場に臨んだら考えが整理でき、突然理路整然とした言葉で答えられるようになるなどということは、どう考えてあり得ません。

そこで、面接を突破するために、どのような事前準備を行い、どのように面接を受ければいいのか、どうアピールすればいいのか、などのポイントや注意点を考えてみましょう。

面接では何を質問されるのか?

 医療事務の面接を受けると、面接官から様々な質問を受けますが、一番多いのが次の質問です。

  • 志望動機の確認では「医療事務員の仕事に就きたいと考えたのは、なぜですか?」
  • 心構えや取り組み姿勢の確認では「医療事務員の仕事をする場合、何が大切ですか?」

このようなありきたりな質問でも、何も考えず事前準備していない時は、答えに困ってしまう場合があるので、どう返答するか事前にまとめておく必要があります。

面接の際は、一般常識として自分の考えを率直に話せばいいのであって、無理に面接官受けするような答えを用意する必要はありません。

規模の小さな診療所や医院での面接は、院長などが直接対応する場合が多く、家族構成や通勤時間など勤務形態や条件に影響する質問が多くなる傾向があるようです。

規模の大きな総合病院での面接は、医事課や人事課の管理者が対応する場合が多く、インフォームド・コンセントなど専門的な質問をされるケースもあります。

よくある質問事例

  1. 医療事務を目指したいと思ったのは何故ですか?
  2. 医療事務の仕事をする上で何が一番大切でしょうか?
  3. 当病院に就職したいと思った理由は何ですか?
  4. 医療事務の仕事では何をしたいですか?
  5. 前職の職種と実務経験を教えてくれませんか?
  6. 月末から翌月10日まではレセプト期間で休めず、残業もありますが大丈夫でしょうか?
  7. 最近気になった医療関連の話題はありますか?
  8. 医療事務の仕事について家族はどう思われていますか?
  9. パソコンはどのくらい出来ますか?
  10. 性格を一言で表現すると?
  11. これだけは人よりも優れているという点は何ですか?
  12. 感銘を受けたことは何かありますか?
  13. 座右の銘は何ですか?
  14. 学業で得意科目は何ですか?
  15. 自分は将来こうなりたいと思うことは何かありますか?
  16. 何か趣味はありますか? 
  17. 休みの日は何をしていますか?
  18. 何人家族ですか?
  19. 友人や知り合いは多いですか?

アピールポイントを文章化し答える練習をしておく

 質問事項は様々ですが、予想される各質問に対してどう答えるのかを絞り込んでおく必要があります。

特にアピールポイントについては、しっかりと考えておかなければなりません。

抽象的な質問の場合は、自分が見たこと、人から聞いたこと、本などで学んだことを思いだし、結びつけて話すようにしましょう。

各質問に対して答えを考えている時に、うまく表現できないという場合は、もう少し深く考える必要があります。

特に、「当病院に就職したいと思った理由は何ですか?」などの質問は、病院の経営理念やセールスポイントなどの情報をホームページなどから入手しておき、それに対して自分はどう思っているのかを分かりやすく表現できるように、文章に書き出し整理しておくのも一つの効果的な方法です。

自分のアピールポイントや各質問に対する回答が文章化できれば、家族や友人などに質問してもらい答える練習をしたり、相手がいない場合はイメージトレーニングを繰り返したりして反復練習をします。

スムーズに言葉で表現できるようになれば、本番でも極端に緊張せず、ある程度自信を持って答えられるようになります。

面接当日のポイント

 面接当日は、服装や髪型は派手にならないように注意し、衛生面に配慮する必要がある医療現場を考えて清潔感があるメイクを心がけるようにしましょう。

面接時間の5〜10分前までには指定された場所に到着できるようにします。

訪問先の病院では、待合室での態度、あいさつの仕方なども、じっくり観察されているという意識を持っておきましょう。

面接室の入室から退室までの流れ

  1. 待合室で自分の名前を呼ばれたら、「はい」と明るくはっきりと返事をします。
  2. ドアをノックし「失礼します。」と言いながら入室しドアを両手で閉めます。
  3. ドアの前に立ち、「田中と申します。本日はよろしくお願い致します。」と言いながら一礼します。
  4. 面接官に「どうぞ、お掛け下さい」と言われてから、「失礼します。」と言いイスに着席します。
  5. 面接官から「よくある質問事例」などに関する質問があれば、事前に準備し練習してきた要領を思い出し上手く答えます。
  6. 面接官から「それでは最後に、ご質問は何かありますか?」と問われたら、自分が確認したい内容について尋ねます。
  7. 面接官から「面接は以上で終わりです。」と言われたら、「どうもありがとうございました。よろしくお願い致します。」と言い立ち上がって一礼をします。
  8. ドアの前で「失礼します。」と言い一礼をして、ドアを両手で閉めながら退室します。

面接を受けるときのポイント・注意点

 面接は自分と病院との初対面の場であり、採用側からすれば、応募者の人柄を見定める大事な機会です。

短時間の面接で自分を上手く表現し、よい印象を持ってもらうには、初めの4〜5分間が大事だといわれています。

ここでは、面接時に注意し押さえておくべき話し方、態度、身だしなみ、話す内容の4つのポイントについて解説していきます。

話し方

 受付業務では患者に直に接する機会がが多いのが、医療事務の仕事の特徴です。

なので、聞き取りやすい声の調子や速さで、専門用語は避けわかりやすく丁寧な言葉遣いや表現でコミュニケーションできるかということも重要な要素になります。

態度や表情

 さわやかで自然な表情で笑顔を忘れず、明るいイメージを醸し出すようにします。

話す時も聞く時も、面接官の目を見ながら、はっきりていねいに会話のやり取りをして、真剣さを表現するように心がけます。

身だしなみ

 病院は仕事の特性上、清潔感が求められるので、髪型・服装・化粧もそれにふさわしい身だしなみを整えて臨むようにします。

話す内容

 面接で話す場合は、仕事で自分がどういう面で役に立てるか、面接官に伝えたい内容について基本を考えておきましょう。

面接官に多くのことを話しても印象に残らず、何がPRポイントかわからず迷うだけです。

また、自分自身については、熱意をもって自分の考えをはっきりと伝えましょう。

話す時の注意点は、自分のことをアピールすることに躍起になり、面接官が質問したり話したりしている途中で、遮ったり割り込んだり、話をかぶせたりするような話し方は絶対してはいけません。

面接時の自己PRのポイント

 面接時に自分自身を上手くアピールするためには、入職できれば自分には何ができて、どう仕事で役に立てるのか、何がしたいのかを考えておき、志望動機についても、将来性が期待できるからというような具体性のない表現ではなく、自分が持っている知識や技能、性格的な特徴なども考慮して話すことが大事です。

また、応募先病院のホームページがあれば、経営理念や業務方針、重点的に取り組んでいる事業内容などの情報を調べ入手しておくことで、志望動機について話す際の参考材料に活用できます。

経営理念や事業方針・内容などについて共感し理解を示すことは、採用担当者にもよい印象を持ってもらえる可能性があります。

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