医療事務に向いているタイプとは

医療事務職に適しているタイプとは

 医療事務職だけに限りませんが、職種には向き不向きがあり、自分に適正があるかどうかを確認し認識しておくことも必要です。

ここでは、実際に医療事務として現場で長年勤務してきた方々の意見を紹介したいと思います。

1. 思いやりを持って患者の気持ちを理解しようとする人

 医療事務に向いている第一条件として挙げられるのは、思いやりを持って相手に接することができるということです。

病気治療で来院している患者さんには、健康不安を抱え精神状態が不安定な方もおられます。

なので、医療事務職として笑顔と優しい言動で患者さんを元気付けたり励ましたりしながら接することができる人が望ましいと思います。

但し、病気や診療に関するに内容を説明したりするのは医師が行うことなので、患者さんと会話する際、医療行為については自分勝手な発言をしないよう注意が必要です。

2. テキパキ・コツコツと仕事に取り組める人

 患者さんは体の様態が悪くなり、来院し病院の待合室で診察の順番待ちをしているわけですが、受付処理を行う時間がかかれば長時間待たせることになります。

なので、医療事務職は、診察券発行やカルテ作成などの事務作業を、正確かつスピーディーに処理することが求められます。

また、毎月のルーチンワークである月末月初のレセプト業務は、期間が限られており、患者一人ひとりのカルテ内容を確認しながら作業を行う必要があるため、同じ作業の繰り返しになるので、根気強く地道に仕事に取り組める人が望まれます。

3. 世話好きで奉仕精神がある人

 医療関係の仕事に携わる人は、困っている人を助けてあげたいという奉仕精神があり、他人のお世話をすることが苦にならない人が向いている職種だといえます。

患者さんのために自分が出来ることは何かを考えられる人は、相手の気持ちや立場を理解することができるので、患者さんからも慕われ信頼を得ることに繋がり、その結果、仕事もスムーズに進めることができます。

4. 協調性があり上手くコミュニケーションを取れる人

 病院での仕事は、自分一人で行っているわけではないので、周囲との協調性は不可欠で、同じ職場で働くスタッフが業務に追われたり、困っている場合は協力することも必要になります。

担当外の仕事だからと言って、素知らぬふりをしていては、人間関係も悪くなりスムーズに仕事を進めることが難しくなります。

お互いに苦手なところと優れたところを認識し、困った時は補い合えるようコミュニケーションをとることが大切です。

 また、医師とのコミュニケーションも大切で、相性が合わないからと言って、いちいち反発していたのでは効率的な作業ができないので、時には納得できない場合もありますが、出来る限り医師の考えに沿って行動できるようにする努力も必要です。

5. 自分の健康をしっかりと管理できる人

 患者さんと日々接する機会が多い職種なので、体調管理をおろそかにして風邪などをひくと受付応対にも悪影響がでて患者さんに迷惑をかけることになりますし、勤務シフトを組んで仕事を行う場合もあり、病気などで休むと業務が滞ってしまいます。

医療事務職に必要な能力と適性

 レセプト業務は重要な医療事務のメイン業務であることから、事務作業という要素が強い仕事という印象を持っている方も多くいます。

しかし、実際に医療事務が担当する仕事は、雑務的なことも含めて広範囲に及び、求められる能力もさまざまです。

医療事務に必要なコミュニケーション能力とは

 病院にはいろいろな病気を抱えた患者さん、医療専門職やスタッフ、関連業者が多く集まる場所なので、最低限のコミュニケーション能力が医療事務には必要になります。

 受付窓口は、最初に患者さんが訪れる場所なので、病院の顔としての立場もあり、応対しだいで病院のイメージに大きく影響するため、明るい笑顔、優しい言葉使い、礼儀正しさが求められます。

 また、病状の異なる患者さん一人ひとりに適切に対応する必要があるため、患者さんの気持ちを汲み取り誠実な態度で接したり、話にじっくりと耳を傾け正確に聞き取り迅速に判断する能力や、状況に見合った対応力・接遇力が求められます。

さらに、多くの人との関わりを通して仕事を進めていく職種であるため、協調性も必要になります。

医療事務として注意すべき主な接遇ポイントは次の通りです。

  • 清潔感のある身だしなみ
  • 立ち方、座り方、歩き方、おじぎなどの立ち居振舞い
  • 患者への案内の仕方
  • 敬語・呼称などの言葉使い
  • 声の抑揚や声調
  • 話すスピードやテンポ
  • 電話応対の仕方
  • 苦情対応の仕方

医療事務に必要な信頼構築能力とは

 医療事務の仕事は医療に携わる責任ある職種なので、患者・専門職・スタッフなどから信頼を得る能力や姿勢も必要となります。

具体的には、自分の職責や役割を的確に判断し実行する、モラルを重視しルールや決まり事を遵守する、専門外である医療事務業務以外のことを自分勝手に話さない答えない、責任感を持って仕事に取り組むなどの行動が必要になります。

特にルールや決まり事を遵守するということに関しては、守秘義務が第一に挙げられます。

守秘義務として個人情報保護が刑法第134条(秘密漏示)で法的に定められており、医療職では医師、薬剤師、医薬品販売業者などが、業務で知り得た個人情報を第三者に漏えいさせた場合は刑罰が科せられ、医療分野に従事している他の各専門職も、資格や身分を定めた規定により守秘義務が課せられています。

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